■2015年8月8日(土曜)
<朝>
◎NEWフェルガードLA(×2包)
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎DHA&EPA&PS&レシチン3錠
◎生ローヤルゼリー(山田養蜂堂)
◎果物ジュース
<昼>
◎NEWフェルガードLA
◎フェルガード100M
<夜>
◎NEWフェルガードLA(×2包)
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎生ローヤルゼリー(山田養蜂堂)
◆ケイ素(シリシア)
◆水素水
今日は、母方の墓参りに行く日である。
私:「汗臭かったらアカンからシャワー浴びてから行こな」
母:「よっしゃ! ほんだら入ってくるわ」
一応、墓参りに行く事は覚えており、久しぶりに兄弟に会える事を喜んでいたが、シャワーを浴びて部屋へ戻ってきた御袋は体がフラついており、顔つきからも認知機能が低下しているのは明らかだった。
時間が無いので、朝は果物ジュースのみとし、大急ぎで着替えを済ませて車に乗り込んだまではよかったが・・・
母:「ところで何処に行くの?」
私:「あのなぁ・・・ 墓参りやろ? こないだから20回くらい説明したで」
親戚には御袋の病気の事は一切話してないのだが、久しぶりに会ってどうなるのか心配になってきた。
出発から30分後 ・・・
母:「ところで今、何処に向かってんの?」
私:「おっかさん、今から墓参りやろ?」
母:「墓参り? 誰の?」
私:「・・・」
母:「ちょっと近くに行くだけやと思て乗ったのに」
私:「墓参りに行くて何回も説明したがな。因みに明日は親父の方の墓参りやからな。覚えといてや」
母:「そやな、行こか。 いや、ちょっと待てよ・・・ 明日のスケジュールはどうなってたかな?」
私:「無い無い! スケジュールなんて何も無い!」
さらに20分後 ・・・
母:「しかし遠いなぁ。 こんなに遠いんやったら乗れへんかったのに」
私:「あんさん、今、何処に向かってんのか分かってまっか?」
母:「分かりまへん!」
さらに20分後 ・・・
ようやく親戚との待ち合わせ場所に到着。
母:「はぁ~ 疲れたなぁ~ ちょっと車に乗っただけやのに、えらい所に連れてこられたなぁ」
私:「おっかさん、今から墓参りに行くんやで」
母:「ええ!? 誰の?」
私:「・・・」
母:「しかし、えらい所に住んでんねんなぁ」
ダメだこりゃ(涙)
その後、待ち合わせ場所に親戚がやって来た。
御袋が親戚に会うのは2年ぶりのハズで、嬉しそうに兄弟と話をしている御袋を見て、とりあえず一安心。
アルツハイマー型認知症を発症した今、御袋が一人で待ち合わせ場所まで電車に乗ってやって来るのは100%不可能なので、今後は私が車で連れて来るしかない。
霊園に着いてからの御袋の言動は非常にしっかりしており、一気に認知機能がアップしたようであった。
やはり、仲の良い兄弟に会って大笑いしたり、毎年していた親の墓参りをするというのは、認知症対策としては有効なのかもしれない。
その後、皆で食事をして別れたのだが、30分後には、何処で誰と会ったのか、既に御袋の記憶からは消えていた。
2年ぶりに兄弟に会った事も忘れてしまうのかとショックを受けたが、帰宅してから1時間ほど昼寝をした御袋は一気に認知機能がアップし、何処で誰と会ったのか覚えていた。
アルツハイマー型認知症(中等度:要介護2)の御袋の場合、”疲れ”等により脳内ネットワークの機能が低下すると、保存された記憶へのアクセスが不可能な状態に陥る。
だが、脳内ネットワークの機能が元に戻ると、アクセスが可能になる。
酷いボケが炸裂した時は、認知症が悪化したのか、一時的に脳内ネットワークの機能が低下しているだけなのか、見極める事が重要である。