■2015年5月23日(土曜)
<朝>
◎NEWフェルガードLA(×2包)
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎マナテック AO 1錠
◎マナテック(パウダー)
◎ブルーベリー
◎DHA&EPA&PS&レシチン3錠
◎イチョウ葉 1錠
◎高齢人参 1錠
◎果物ジュース(アルギニン×2)
<昼>
◎NEWフェルガードLA
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎DHA&EPA&PS&レシチン1錠
◎イチョウ葉 1錠
◎高齢人参 1錠
<夜>
◎NEWフェルガードLA
◎フェルガード100M(×2包)
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎マナテック AO 1錠
◎DHA&EPA&PS&レシチン1錠
◎イチョウ葉 1錠
◎高齢人参 1錠
◆ケイ素(シリシア)
◆水素水
7:00 ~ 起床
(1)サプリ(フェルガード、リブラ)を水素水(シリシア入り)で飲用
(2)朝食(玄米ごはん、野菜炒め)
(3)サプリ(その他)を果物ジュース(シリシア入り)で飲用
と、いつものメニューを消化。
私:「おっかさん、今日はピアノの日やで」
母:「何時に来はんの?」
私:「先生が来るんじゃなくて、行くんやで。 宿題の曲、弾けるようになったんか?」
母:「えぇ!? 宿題!? どこやったらええか教えて! えらいこっちゃ! なんにも練習できてへんがな!」
私:「昨日、一生懸命練習してたけど、練習した事を忘れてるだけや」
で、宿題の曲を教えてやると ・・・
指使いは無茶苦茶だが、以前よりも確実に上手くなっている。
練習した事も完全に忘れているのに、曲そのものは上手に弾けるようになっている。
人間の脳というのは本当に面白い。
9:00 ~
母:「なんや体がフラフラしてなぁ。 調子悪いから今日は休むて先生に電話しといて」
私:「分かった分かった。 調子が悪いんやったら寝とき」
9:30 ~
御袋がレッスンを休むと言ってから30分が経過。
機は熟した。
ベッドで寝ている御袋に向かって ~
私:「おっかさん! ピアノの時間やで! 早よ着替えて準備せんと!」
母:「えぇ!? 今何時!?」
私:「9:30や! あと20分で出発するで!」
母:「なんでもっと早よ言わんの! ちょっと待ってや!」
作戦成功である。
拒否した場合は、一旦、了解したフリをして安心させておき、タイミングを見計らって畳み掛けるように言うと、成功する確率が高い。
アルツハイマー型認知症の御袋の場合、10分以上前の事はほぼ確実に忘れているので、すんなり了承してくれる。
注意すべき点があるとすれば ~
畳み掛ける際、”怒り口調”で言うのではなく、”しまったぁ!” ”えらいこっちゃぁ!” ”ごめん! 忘れてたわぁ!” 的な感じで、猛烈に慌てながら言う事ぐらいである。
ところが・・・
今日はボケが酷く、家を出るまでは、”ピアノ教室に行く”という事を理解していたのに、家を出た途端に全てを忘れてしまったようである。
母:「ちょっと! どこに連れて行くつもりなん? 私も行かなアカンの?」
私:「ピアノ教室やがな。 毎週土曜に行ってるやろ? 何も覚えてないんかいな?」
母:「全然、覚えてない!」
私:「威張って言うたらアカン。 あ! ここのお好み焼き屋さん、やめはったんや」
母:「え? 誰が死にはったん?」
私:「違う! 店をやめはったんや」
近所の店が閉店するというのは、何故か寂しいものがある。
ピアノ教室に着いてからも、御袋の認知機能は上がらない。
前の生徒がレッスン中、待合室にて ~
母:「ちょっと ・・・ ここで何すんの?」
私:「ピアノのレッスンやろ?」
母:「ピアノ? あんた、ピアノ習ってんの?」
私:「 ・・・ 」
もはや、説明する気力も萎えてきた(涙)
で、前の生徒が終わって、我々がレッスンルームへ。
先生:「はい、じゃぁ、この曲でしたねぇ」
母:「 ・・・ 」
ピアノの前に座っているのに、今から自分が弾くという事を理解できていない。
たしか、先週も最初はこんな感じだった。
先生:「はい、どうぞ弾いてください」
母:「あ、私が弾くんですか?」
先生:「ええ、勿論ですよ」
先生には御袋の病気の事は説明していないが、毎回私が付き添いで来てる事などから分かっておられるだろう。
分かっておられるから、発表会の選曲も、御袋と私の連弾にしてくれたのだろう。
まぁ、それはそれで、私にはキツイんだが ・・・
で、弾き始めると ・・・
1曲目は、指使いは滅茶苦茶ながらも、ほぼ、ノーミスで弾けた。
2曲目は、まだ練習中なので、まぁまぁの出来である。
次に発表会で弾く曲の練習をして、レッスン終了。
17:00 ~
2Fの台所で物音がするので降りてみると、御袋がきんぴらを作っていた。
台所をチェックしたが、おかしなものを入れた形跡はなく、食べても大丈夫そうである。
20:00 ~
昨日に続き、2日連続の入浴である。
御袋の入浴中は、御袋の部屋で私自身が集中してピアノの練習ができる貴重な時間である。
御袋が部屋にいると、直ぐにチャチャを入れられて練習にならないので、こういう時間を無駄にできない。
20:40 ~
御袋が体にバスタオルを巻いて戻ってきた。
母:「熱心やなぁ~」
私:「気持ち良かったやろ?」
練習を終え、部屋を出ようとすると
母:「ちょっと! 出ていかんと弾かんかいな!」
私:「いや、レディーの着替えを見るわけにイカンからな (見たくないし)」
で、1Fへ行き風呂を洗って、もう着替えも終わっていると思って御袋の部屋へ戻ると、まだ素っ裸だった。
私:「ギャー!!!」
とっさに目の神経回路をシャットダウンし、脳に今のビジュアルデータが侵入するのを回避しようとしたが、何やら残像らしきデータがちらついているので必死で消去した。
今晩は夢でうなされそうな気が・・・
御袋は全く動じることなく、化粧水とクリームを塗った後は就寝直前まで読書をしていた。
振り返ってみると、2日連続で入浴というのは非常に珍しい。
明日も入ると3日連続での入浴となり、御袋が認知症を発症した昨年8月以降、初の快挙となる。
<翌日>
3日連続の入浴!!
この達成感は、認知症の家族を持つ方にしか分からないだろう。