■2015年5月13日(水曜)
<朝>
◎NEWフェルガードLA(×2包)
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎マナテック AO 1錠
◎マナテック(パウダー)
◎ブルーベリー
◎DHA&EPA&PS&レシチン3錠
◎果物ジュース(アルギニン×2)
<夜>
◎NEWフェルガードLA
◎フェルガード100M(×2包)
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎マナテック AO 1錠
◎DHA&EPA&PS&レシチン3錠
◆ケイ素(シリシア)
◆水素水
朝4時 ~ 起床
平日の我が家は朝が早い。
私の仕事に合わせて御袋にも同じ時間に起きてもらうのは、以下の理由からである。
① 認知症対策のサプリを飲んでもらうため
アルツハイマー型認知症(中等度:要介護2)の御袋に、自分でサプリを規則正しく飲んでもらう事は不可能であり、親父も全く当てにならないため、仕事がある日は、朝、仕事に行く前に飲ませて、夜、仕事から帰ってから飲ませるようにしている。
② 少しでもまともな食事を摂ってもらうため
アルツハイマー型認知症(中等度:要介護2)の御袋が、朝・昼・夜に、自分が何を食べたかを覚えている確率は限りなくゼロに近く、食べたか食べてないかも覚えていない。
親父は全く当てにならないため、せめて朝食は私と一緒に摂るようにしている。
③ 少しでも脳を刺激するため
私と一緒に食事を作り、会話しながら食べる事で、少しでも脳に刺激を与えるようにしている。
さて、朝食が終わり、何時ものように果物ジュースの準備に取り掛かった。
りんごを切る時は、「カツン!」という大きな音がしない様に、布巾の上に薄いまな板を置いて包丁で切るようにしているのだが、ふと見ると、まな板の上に布巾を置いて、その上でりんごを切ろうとしている。
私:「おっかさん、それ逆やで」
と言うと、
母:「そやろ~? でも、あんたやで。 やったん」
私:「えぇ!? ホンマ!?」
確かに、布巾もまな板も用意するのは何時も私である。
布巾とまな板を逆に置いた???
1分前の事なのに全く覚えていない。
”若年性アルツハイマー” の文字が、ふと脳裏をよぎる。
夕方 ~
早めに仕事を済ませ家に帰ると、御袋は3Fの自分の部屋で本を読んでいた。
私:「おっかさん、あそこの豆腐屋さんで絹揚げ買ってきてくれへん?」
メモ用紙に 『絹揚げ 75円 × 6個』 と書いて御袋に渡した。
母:「え~と ・・・ 絹揚げ? そんなんあった?」
違うのを買ってこられると困るので紙に書き足した。
『絹揚げ(四角のヤツ) 75円 × 6個』
母:「四角って、どれくらいの大きさ?」
私:「またかいな。 分かった。 書くわ」
メモ用紙に、立体的な絹揚げを描き、寸法を入れた。
私:「これで分かるやろ? ほんだら頼んだでぇ」
御袋に1000円とメモ用紙を渡した。
母:「はいはい~」
10分経過 ・・・
私:「遅いなぁ。 間違ってスーパーまで行ったんかなぁ?」
親父と二人で笑っていると、御袋が帰ってきた。
母:「はい、買ってきたでぇ~」
見ると、絹揚げの他に、パン屋さんでパンも買っていた。
絹揚げは6個ではなく10個あったが、まぁOKである。
母:「はい、お釣り」
と、8000円と小銭を私に渡す御袋。
私:「おっかさん、さっき渡したん1000円やで。 これ、自分のお金で買ってきたんやろ? お釣りはいらんよ」
母:「そーなん?」
1分後 ・・・
母:「そや! お釣り渡さんと!」
私:「いや、だから、それはおっかさんのお金やで」
母:「ホンマに?」
1分後 ・・・
母:「そや! お釣り渡さんと!」
私:「もうええて、おっかさん。 お釣りはいらんから」
1分後 ・・・
母:「そや! お釣り渡さんと!」
私:「おっかさん、それより早よ食べよや」
今日は調子悪いみたいやなぁ ・・・
で、ふと見ると、夜用のサプリが消えて無くなっている。
こんな事は久しぶりである。
既に飲んでしまったのか、自分の部屋へ持って行ったのか ・・・
聞いても覚えてるわけないしなぁ ・・・
今日はアカンなぁ ・・・
と、落ち込んでいると、
母:「明日の朝、美容院の予約してん!」
私:「ええ!? ホンマかいな!? 朝って、時間は?」
母:「時間? う~ん ・・・ 分からん。 8時かな?」
私:「8時? 普通、そんな早くからやってないで」
母:「ほんだら9時かなぁ」
私:「おっかさん、電話番号わからんの?」
母:「う~ん ・・・ 知らんなぁ。 いや、まぁ別に、行かへんかってもええねん」
私:「ちょっと! そらアカンやろ!? 予約したら行かんとアカンで!」
2週間ほど前から「もーぼちぼち散髪行かんとアカンなぁ」と言っていたのだが、何と自分で予約をしたようで、それはそれで非常に素晴らしい事なのだが ・・・
たまたま私に言ってくれたから良かったものの、言ってなかったら ・・・
御袋が明日も覚えていて、自ら美容院に行く確率は、消費税率(8%)程度が関の山である。
まぁ、私が聞いた以上、予約をすっぽかす事はなくなったわけだが・・・
(まな板の件もあるし、若干、不安ではあるが・・・)
夜 ~
風呂にも入り、後は就寝前のピアノの練習である。
私:「さぁ、おっかさん、寝る前にピアノの練習しときやぁ。 寝る前に練習したら、寝てる間に頭の中で整理してくれるから、よう身に付くんやでぇ」
母:「ホンマ? よっしゃ! やるわ!」
30分後、御袋の部屋を覗くと、頭を上下に振りながら一生懸命練習している。
私:「おっかさん、明日は4時起きとちゃうで。 7時やで」
母:「うん。 分かってる。 でも、明日は7時より早よ起きて、ちょっと行かなあかんとこがあるねん」
私:「??? 美容院の事か?」
母:「違うねん。 友達と約束があってな。 え~と、何処に行くんやったかいなぁ ・・・ ふぁぁぁ~ もう寝るわぁ」
今のは何の事を言ってたのだろう?
美容院に行ってくれたら、また認知機能がアップするだろうし、さらに、友達と合う約束を本当にしてたなら、素晴らしい事なんだが ・・・
明日が楽しみである。