■2015年4月25日

<朝>
◎NEWフェルガードLA(×2包)
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎マナテック AO 1錠
◎レスベラトロール
◎果物ジュース(アルギニン×2)

<昼>
◎NEWフェルガードLA(×0.5)
◎アルファベスト(カプセル×4)

<夜>
◎NEWフェルガードLA
◎フェルガード100M(×2包)
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎マナテック AO 1錠
◎レスベラトロール

◆ケイ素(シリシア)

 

朝7時~

今日の御袋は明らかに認知機能が低下している。

親父に聞くと、どうやら4日連続で散歩に行ったようであり、1回の散歩の時間が1~2時間と長く、年齢を考慮するとオーバーワークになっている可能性がある。

 

朝9時~

今日はピアノ教室へ行く日で、御袋はいつものように、「全然練習できてないわ!」と慌てている。

今週はそれなりに練習していたが、練習したという事を覚えておく事ができないのである。

 

ピアノ教室に着くと、靴を脱がずにそのまま部屋へ入って行こうとするので、それを制止するのが私の仕事になっている。

で、今日もいつものように、靴を履いたままで、しかも超ハイテンションで

:「御免下さいぃ ~ ♫」

と、まだ前の生徒がレッスン中の部屋へ入って行こうとした。

:「おっかさん! 前の生徒がまだレッスン中やから、ここで待たなアカンよ! それから靴はここで脱ぐんやで! (あくまで小声で)」

 

暫くすると、小学生らしき可愛い女の子が出てきた。

我々の前はいつもこの子である。

で、本日のレッスン開始。

宿題だった6曲のうち4曲は合格で、残り2曲は不合格で、新しい曲も1つ宿題になった。

御袋の場合、アルツハイマー型認知症(中等度:要介護2)を発症しており、同じ高齢の健常者と比べても、記憶力は圧倒的に劣るハズである。

それでも何とか、先週と比べて上達しているのは、やはりピアノが好きだからであろう。

尚、合格を貰ったと言っても、パーフェクトに弾けているわけではない。

指使いも無茶苦茶だったりもするが、年齢を考慮すれば、楽しく弾ければそれでOKという事のようである。

宿題の曲 ⇒ 新しい曲 ⇒ 発表会で弾く曲 と、先生が横に付いて教えながら御袋が弾くという進め方だが、1レッスン30分なので、あっという間に時間が過ぎてしまう。

 

レッスン終了後、家で食事中に ~

:「え~と、さっき病院行ったやろ? あの病院、いつ行っても患者さん一人しか居てないなぁ」

:「おっかさん、病院とちゃうで! ピアノ教室やろ!? それから患者って、あれは生徒やろ? 頼むでホンマ(涙)」

:「う~ん ・・・ 何の病院やったんやろ?」

(本気で泣きたくなってきた)

 

今日は、ピアノ教室に行く直前に風呂に入って明らかに認知機能もUPしてたのに ・・・

やはり、散歩のしすぎで逆に脳細胞が死んでいるような気が ・・・

 

夕方 ~

我が家では、最近は3人とも玄米ご飯しか食べなくなっているのだが、まだ炊かなくても十分あるのに、御袋がご飯を炊きまくる件について、私と親父で笑いながら話した。

:「またご飯炊きかけたら止めてや。 まぁ、玄米は隠したけどな(笑)」

:「炊きまくりよるからなぁ。 ほんで冷蔵庫の中のやつは捨ててしまいよるねん(笑)」

:「コメ買って来るからて言われても、お金渡したらアカンで」

:「いや、昨日、お金くれて言われたんやけどな。 わしも株全部売ってもうて配当金もないしなぁ(笑)」

 

そう言えば御袋に小遣い渡すの忘れてたなぁと思い、御袋に3万円だけ渡しに行った。

:「おっかさん、とりあえず美容院に行くお金渡しとくわ」

:「ええ!? お金くれんの? なんで?」

:「いや、今、俺がお金管理してるやろ? 無くなったら俺に言うんやで」

:「おおきに。 え~と ・・・ 財布に直さんと ・・・ あれ、財布がない ・・・ 」

で、二人で部屋の中を探しまわり、5分後にタンスの奥の方で発見。

中身を見てみると、じゃり銭がてんこ盛りと、お札は2万7千円だけ入っていた。

:「最近はな、倹約してるねん」

:「うん、ええ事やで。 俺も倹約しとるよ。 ほんだら、ここに3万円入れとくからな。 全部で5万7千円やで」

:「うん、分かった。 お金無い時は言いや。 これ使ったらええから」

:「いや、逆やっちゅうねん! お金が無くなったら俺に言うんやで」

 

この後、テンションも認知機能もアップした感があったので、やはり、”お金を貰う”というのは、ドーパミンなどの快感物質の放出につながるのではないだろうか。

8月の酷かった時は、お金って何? というレベルだったが、今はお金に対する意識は正常なので、認知症の改善施策として使えそうである。