認知症改善施策として、運動療法(散歩)が良いという事は、理屈ではなく、親父と御袋を見ていれば良く分かる。
但し、何事にも限度というものがあるようで、やりすぎると、どうも認知機能が低下する傾向がある。
80歳以上の高齢者の場合、30分程度の散歩を週に数回行えば十分だと思われるが、アルツハイマー型認知症(中等度:要介護2)を発症している御袋の場合、1回の散歩が1~2時間と非常に長い。
『散歩によるデメリット(大量に発生する活性酸素による脳細胞の酸化)』 が
『散歩によるメリット(BDNF (脳由来神経栄養因子)等が増える事による神経新生促進作用)』 を上回ってしまっては本末転倒である。
というわけで、散歩によるメリットだけを享受し、デメリットをできる限り抑制する為に、水素水の飲用を開始する事にした。
■2015年5月1日 ~
待ちに待った水素水 『IZUMIO(イズミオ)』 が届いた。
水素濃度を測定すると、ほぼ1.6ppmであった。
過去に色んなメーカーの水素水を購入したが、充填時ではなく飲用時の水素濃度が1.6ppmもある水素水は初めてである。
実は私は、過去に水素関連商品にハマりまくった時期がある。
今回は、『水素の驚くべき効果』と『身体に生じた不具合』について説明したい。
<目次>
(1)水素の驚くべき効果(その1):精力が増強される
(2)水素の驚くべき効果(その2):頭の回転が早くなる
2.身体に生じた不具合
3.『水素水』から『水素水サーバー』へ
(1)水素水サーバー:アキュエラブルー
(2)水素水専用容器:H2ーBAG
(3)溶存水素濃度判定試薬
4.最後に
1.水素の驚くべき効果
サプリオタクである私のPCには、毎日、大量のメールが届く。
2013年の夏、いかにも胡散臭いメールが届いた。
「水素水」である。
しかし ・・・ ネットで調べたところ、”購入してみる価値アリ”との判断に至り、早速、複数メーカーの水素水を購入した。
1パック500mlの水素水を1日に 1P⇒2P⇒3P⇒4P と増やすと同時に、「水素入浴剤」なるものも使い始めた。
入浴の30分程前に湯船に入れておくタイプで、使った事のある方なら、見た瞬間にお分かり頂けると思う。
因みに、私の場合は1度に2個を使用し、合計で30~40分程度浸かり、1日に2度入る事もあった。
で、肝心の効果だが、水素の摂取量に比例するように、まるで違う結果になった。
【1】 水素水 500ml×1~2 の場合
何となく、疲れが残らなくなったような気が ・・・ というレベルである。
【2】 水素水 500ml×3 の場合
当時、1ヶ月の残業は60~80時間、休日に家で行う作業も入れると100時間を超える月もあったが、明らかに疲れが軽減されるのを感じた。
また、私は油物が大好きで、病的な汗かきであり、体臭もどちらかといえば強い方であったが、明らかに体臭が弱くなった。
だが、ここまでの効果は、多くの方が体感したハズである。
【3】 水素水 500ml×4 & 水素入浴 の場合
(1)水素の驚くべき効果(その1):精力が増強される
※ これについては、あまり具体的に説明するわけにもいかないので程々に ・・・
30代の頃の私は”帝王”と呼ばれるほどパワフルだったが、40代になり、仕事上のストレスが増すにつれて、日に日にパワーは衰えていった。
経験上、肉体的疲労は精力減退にはつながらないが、精神的疲労は明らかに精力を減退させる。
ところが、水素水2リットルの飲用と水素入浴を始めたところ、まるで10年前のパワーが蘇ってきた。
ストレスによる活性酸素を徹底的に除去する事による効果なのか、或いは、もっと別の作用によるものなのか ・・・
(2)水素の驚くべき効果(その2):頭の回転が早くなる
※ これについては、具体的に説明しないと伝わらないと思うので ・・・
当時、私は商品開発のプロデューサーを務めていたのだが、10年前と比べ、明らかに頭の回転が遅くなっている自分に苛立っていた。
また、毎週行われる経営会議の場で、自分自身が社長に対してプロジェクの進捗説明を行っている最中に、夢を見ているような感覚になり、現実感が無くなり、喋るのが面倒になるという、信じ難い状態になる事があった。
後に、御袋がアルツハイマー型認知症を発症し、認知症テスト『長谷川式簡易知能評価スケール』を受けた際に、私自身も受けた理由はこの事によるものが大きい。
また、月に1度は行われるDS会議では、社長をはじめ、全部署の責任者と担当者を含む数十名から、開発機種に関する質問が浴びせられる為、あらゆる質問に対するQ&Aを事前に準備しておくわけだが、これを頭に詰め込む作業に時間が掛かっていた。
要するに、記憶力も集中力も明らかに衰え始めていたのである。
ところが ・・・
水素水2リットルの飲用と水素入浴を始めてからの私は、自分でも驚くほど頭の回転が早くなり、DS会議の場では、どんな想定外の質問にも、瞬時に相手を納得させる説明ができるようになった。
以前なら、一人から同時に複数の質問をされた場合、1つ目の質問に対する回答を終えると、残りの質問内容を忘れたりもしていたが、そんな間抜けな事もなくなった。
また、報告書を作成するのに要する時間なども圧倒的に短縮されたし、パソコンのキーボードを打つスピードも明らかに早くなった。
例えるならば、脳内に搭載されていた複数のCPUが全て動作し始めた様な感覚である。(それまでは1つしか動作していなかった様な気が・・・)
以上、想定外の2つの効果により、
「これは凄いものを見つけてしまった!!!」 と喜んでいた矢先に問題は起きた。
2.身体に生じた不具合
水素水を飲み始めて2ヶ月程度、2リットルの水素水の飲用と水素入浴を始めてからは、1ヶ月程度だったと思う。
ある日、お腹と背中に異常を感じたのである。
”痛み”ではなく、鉛を詰め込まれたように重いのである。
また、酷い倦怠感もあった。
この症状は ・・・
数年前に経験した、”クレアチン”を摂取し続けた時に身体に生じた不具合とそっくりであった。
元々、私は筋トレが趣味の1つであり、週に1度はジムで体を鍛え、週に2度は家でK1(格闘技)のビデオを観ながら体を鍛えていた。
で、この”クレアチン”だが、どの様な効果があるかというと、今まで1回上げるのが精一杯だった重量が、いとも簡単にスッと上げる事ができるようになる。
この時も、「これは凄いものを見つけてしまった!!!」 と喜んでいたのだが、飲み始めて2週間ほど経った頃、恐ろしい程の倦怠感に襲われ、残業など全く出来ない体になってしまったのである。
ネットで調べたところ、この”クレアチン”、外国では販売禁止になっているところもあり、人によっては腎臓を悪くする事が判明。
そして、この症状が治まるのに1.5ヶ月ほどかかった。
既にブログの記事にも書いたが、水素化ホウ素ナトリウム入りの水素入浴剤を2週間ほど使った時も同様の症状が現れたが、この時は岩盤浴に入るだけの体力が残されていた。
だが、クレアチンで腎臓を痛めた時は、岩盤浴に入る事もできないほど酷い状態だった。(岩盤浴は体力の消耗が激しいのである)
この時の症状と非常に良く似ていた為、私は猛烈に焦った。
◆人体には無害とされている水素も、大量に摂取すると害があるのか?
⇒ いくら調べても、水素そのものが人体に悪い影響を与えるとは思えなかった。
◆水素水云々以前に、”2リットルの水の飲用”が飲みすぎなのか?
⇒ 以前から1.5~2リットルの水は毎日飲んでおり、それは考えられない。
◆水素入浴剤の添加物が皮膚から吸収された事による影響なのか?
⇒ これが最も怪しいような気もするが ・・・
原因は分からぬまま、とりあえず、水素水の飲用、水素入浴剤の使用を完全にヤメたところ、僅か2日で完治した。
その後、従来の摂取は怖くて出来なくなり、水素水は1000ml程度、水素入浴は中止したところ、水素の驚くべき効果(その1)(その2)は消えて無くなった。
それでも、疲れが軽減されるという効果はあったので、水素水(アルミパウチ)の購入は続ける事にしたのだが、さすがに毎月の水素水のコスト(2~3万円程度)がバカバカしくなってきた為、思い切って水素水サーバーを購入する事にした。
3.『水素水』から『水素水サーバー』へ
当時、最も高性能とされていた水素水サーバー『アキュエラブルー』である。
こうなると、当然、費用を気にする必要がなくなるわけで、水素水の飲用量も徐々に増えていき、残っていた水素入浴剤も使い始めたところ、またしても、身体に同じ不具合が発生した。
で、結局、水素入浴は完全に中止。
水素水は1日1000ml程度を上限に飲用する事にしたのだが、当然、水素の驚くべき効果(その1)(その2)は全く感じられず。
余談だが ・・・ 私の話を聞いて水素水を始めた仕事仲間がいたが、何の効果も無かったので1ヶ月でヤメたと言う。
よく聞いてみると、1日の飲用は500mlのみで、水素入浴も無し。
やはり、摂取する水素の量が少ないと、効果を体感するには至らないようである。
以下は、『アキュエラブルー』 ならびに関連商品に対する私個人の評価である。
(1)水素水サーバー:アキュエラブルー
◎性能 :★★★✩✩
私自身が測定した水素濃度は以下の通りである。
(1)待ち時間=0分 で飲んだ場合:0.9ppm
(2)待ち時間=5分 で飲んだ場合:1.4ppm
待ち時間なしで直ぐに0.9ppmの水素水が飲めるという点では申し分なかったが、使用開始から1年後、水素濃度が0.2ppm程度低下した。
この商品の水素生成方式は、いわゆる”電気分解方式”であり、電気分解の際に、”電極板の消耗と、水中に含まれるミネラル等の不純物が陰極板に付着する事による電解能力の低下”を回避できない。
この記事を書いている2016年6月現在においては、他社製品にて、電極の極性を定期的に反転させる事で、陰極板に不純物が付着しづらくなるものが販売されているが、残念ながらアキュエラブルーには、そのようなシステムが採用されていない。
よって、使用年数がかさむにつれて電解能力が徐々に低下していく事を回避するのは不可能であり、満足のいく濃度の水素が生成されるのは2年前後となる可能性がある為、★3の評価とした。
◎安全性:✩✩✩✩✩(不明)
メンテを疎かにした際の雑菌の繁殖については、どのサーバーにも言える事なので、安全性=不明 としているのは、そこではない。
この商品の水素生成方式は、いわゆる”電気分解方式”であり、電極板の金属が飲用水に直接触れるタイプである。
したがって、電極板から溶けでた金属成分を長年に渡って摂取し続ける事になる。
人体に悪影響を及ぼすとのエビデンスも無いが、安全であるとのエビデンスもない。
私の場合、購入してから約1年後にこの事を知り、アキュエラブルーの使用を完全に中止した。
幸い、親父も御袋も、アキュエラブルーで生成した水素水は殆ど飲んでいなかったので、もし影響があったとしても私一人だけである。
尚、電極の金属が飲用水に触れないタイプ(バブリング方式)の水素水サーバーの購入も検討したが、メンテ等を考えると面倒になり購入を見送った。
◎推奨度:✩✩✩✩✩(推奨できない)
電極から溶けでた金属成分を長年に渡り摂取しても人体には一切影響がないというエビデンスが無い以上、推奨はできない。
(2)水素水専用容器:H2ーBAG
◎性能 :★★✩✩✩
<プラス評価要素>
この容器には真空弁キャップが付いており、容器を押してやる事で、いとも簡単に空気を完全にゼロの状態にできる。
市販のアルミパウチの水素水しか飲んだ事がない方は感動するハズである。(私は感動した!)
<マイナス評価要素>
複数購入したうちの1つが、使用開始から僅か1週間で水漏れを起こした事から、設計そのものに致命的な欠陥があると思われる。
◎安全性:✩✩✩✩✩(問題外)
購入後、内部を水洗いせずに、生成した水素水を入れて飲んでみたのだが、あまりの不味さに吐いてしまった。
何度も何度も水洗いし、ようやく飲用可能となったものの、これは、内部のアルミ成分が飲用水に溶け出ているとしか考えられず、内部を樹脂コーティングしていないのは明白である。
その後 ・・・
2週間ほど問題なく使用していたところ、再び味が明らかに変化した。
この商品は内部に棒状のものが入っており、それがアルミパウチの面を擦った事で、アルミ成分が大量に溶けでた可能性がある。
結局、気持ち悪くなって、保有していた複数のH2-BAGは全て破棄した。
◎推奨度:✩✩✩✩✩(推奨できない)
(3)溶存水素濃度判定試薬
◎性能 :★★★★★
◎価格 :★★★★★
◎推奨度:★★★★★
アルミパウチの水素水を購入するにせよ、水素水サーバーを購入するにせよ、水素入浴剤を使用するにせよ、水素濃度を実際に測定した方が、安心して納得して続ける事ができる。
しかしながら、他の水素濃度測定機は価格が高すぎて、とてもじゃないが購入する気にはなれない。
この価格で、この性能 ・・・
4.最後に
随分と長文になってしまったが、アキュエラブルーの使用を完全に中止してから、水素水の飲用からは遠ざかっていたのだが、御袋がアルツハイマー型認知症を発症した事で、再びアルミパウチの水素水の購入を再開することにした。
繰り返しになるが、飲用目的は、散歩により大量発生する活性酸素を水素で除去する為である。