■2015年4月4日

<朝>
◎NEWフェルガードLA(×2包)
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×5)
◎マナテック AO 1錠
◎DHA&EPA&PS&レシチン 3錠
◎レスベラトロール
◎果物ジュース(アルギニン×2)

<昼>
◎NEWフェルガードLA
◎ローヤルゼリー(山田養蜂堂)
◎万田酵素

<夜>
◎NEWフェルガードLA
◎フェルガード100M(×2包)
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×5)
◎マナテック AO 1錠
◎DHA&EPA&PS&レシチン 3錠
◎レスベラトロール

◆ケイ素(シリシア)

 

朝から御袋と二人でピアノ教室へ出掛けたのだが、何と、教室までの道を覚えていた。

家から歩いて2分の距離であり、今日は既に6回目である。

本来なら驚くような事でも何でもないのだが、何せ御袋は元々、強烈な方向音痴であり、今はアルツハイマー型認知症(中等度:要介護2)である。

今日はかなり調子が良いのかもしれない。

 

さて、教室での御袋はというと ・・・

習っている曲は既に6曲に増えているが、未だにミスだらけで合格を貰えない。

家では一生懸命練習しているように見えるのだが、よく見ると、習っている曲とは違う曲を弾いている事が多い。

習っている曲がどの曲なのかを覚えておく事ができない為、なかなか上達しないのである。

付箋を貼ってもダメだった。

まぁ、楽しく弾いてくれれば、それで十分なんだが ・・・

 

今日は調子が良さそうだったので、家に帰ってから御袋に買い物を頼んでみる事にした。

:「おっかさん、昼飯用に、そこの豆腐屋さんで絹揚げ×8個 と 豆腐ハンバーグ×3個 買って来てくれへんか」

と紙に書いて渡してみた。

:「よっしゃぁ! あそこの豆腐屋やな!」

元気よく家を飛び出して行った。

 

10分後 ~

私の部屋に入ってきた御袋はパンを持っていた。

:「パン買ってきたけど、食べる?」

:「あれ? おっかさん、絹揚げとハンバーグは?」

:「ええ? 絹揚げ買うの?」

:「こらこら、さっき紙渡したがな。 ほんま頼むで」

2Fの台所へ二人で降りていくと、テーブルに絹揚げとハンバーグが置いてあった。

:「あれ? おっかさん、ここにあるやんか」

パンを買った瞬間に、絹揚げとハンバーグを買った事を忘れてしまったようである(笑)

 

:「ちょっとあんた、言いにくいんやけどな、まだ今月の食費もらってないで」

⇒ お金の話がでるのは調子が良いサインなのである。

:「おっかさん、お金は俺が管理してるから、おっかさんに食費は渡してないで。 必要な時は、言うてくれたら渡すよ」

で スンナリ理解してくれた。

 

認知症を発症してからは、御袋一人で買い物に行ける店は、家から歩いて30秒の豆腐屋さんとパン屋さん、歩いて5分のスーパーだけである。

認知症を発症する前は、自転車を飛ばしてかなり遠い店まで出掛けていたが、もはや、そんな事は不可能である。

自分一人での行動範囲は極めて狭いものになってしまったが、本人にはそのような自覚は無い。

私と車で色んな店に買い物に出掛ける為、今も昔と同じように、自分で買ってきたつもりでいるのだろう。

ある意味、アルツハイマー型認知症というのは、介護をする人にとっては大変かもしれないが、本人にとっては幸せな病気なのかもしれない。