■2014年10月4日
<朝>
◎フェルガード100Mハーフ
◎果物ジュース
◎エキストラバージン・ココナッツオイル(大さじ2杯)
<昼>
◎リブラT(朝用)
<夜>
◎フェルガード100Mハーフ
◎リブラT(朝用)
今日は、短期記憶の飛び方が酷い。
私:「さぁ おっかさん、風呂入りや! アイスクリームも持って行きや! 湯船に浸かって食べたら美味しかったやろ?」
母:「そやな! よっしゃぁ!」
アイスクリームとバスタオルを持って1Fへ降りて行ったまでは良かったのだが・・・
1Fへ降りた瞬間に、”風呂に入る事” も ”アイスクリームを食べる事” も忘れたようで、1分後に何事も無かったかのように私の部屋に入ってきた。
1Fへ降りてみると、アイスクリームとバスタオルが放置されていた。
これほど酷い記憶の飛び方は初めてである。
昨日のMRI検査が大きなストレスだったようなので、脳細胞の死滅が加速した可能性が高い。
今日は、介護認定申請に対して審査官(女性一人)が家へやって来る為、昨日から合計10回以上、何度も何度も
「何の件で来るの?」
「何時に来るの?」
「私も同席するの?」
と聞きに来る。
やはり、相当、不安なようである。
■介護認定の審査官との面談
10時30分、審査官との面談がスタート。
予め、御袋の認知症の症状(※1)と介護認定申請をした理由(※2)について纏めておき、順次、説明した。
面談の後半で御袋にも同席してもらい、5分程度の確認(身体動作、簡単な口頭試験)があったが、いたって健康&正常。
認知機能以外は全て年齢よりも優秀なのである。
面談が終了したのは12時30分。
2時間もの面談だったが、あっという間の2時間であった。
夜、外出先から帰ると・・・3回目の奇跡が起こっていた。
親父:「おっかさん、昼にえらいようけ買い物してきたでぇ~」
見ると、大根、厚揚げ、そば などが買われていた。
また、昼もずっと寝ずに起きていたようで、晩ご飯を食べた直後も、自分でりんごを剥いて食べている。
その後も寝たりせずに、今度はテレビを観ている。
今日は、御袋が認知症を発症して以来、最も活動的である。
審査官との5分程度のやり取りで頭が活性化したのだろうか?
或いは、フェルガード×2 + リブラ×2 の効果なのか?
■(※1)認知症の症状
①クーラーのリモコン操作~ ×:出来ない
②携帯電話の操作~ ×:出来ない
③テレビのリモコン操作~ △:出来る日と出来ない日がある
④部屋の照明のリモコン操作~ △:出来る日と出来ない日がある
⑤料理~ ×:一緒に天ぷらを揚げたが、高温になって煙が出ても気付かない。火を使う料理を一人でするのは危険。火事になる可能性がある。
⑥料理の後片付け~ ○:出来る
⑦食事~ ×:一人だと何も食べない事が多いし、食べたか食べてないかも覚えていない。
⑧薬の管理~ ×:サプリメント、目薬、共に無理。
サプリメント:摂取を止めると認知症が一気に悪化する為、飲み忘れは危険。
目薬:緑内障のため、点眼忘れが続くと危険。
(目薬については、調子が悪い時は頭にさそうとする)
⑨風呂~ △:一人で入れるが、自分からは絶対に入らない。
⑩冷蔵庫の管理~ ×:1年以上前から無茶苦茶だった。
賞味期限が1年以上切れているものが混在。
腐って悪臭を放っていても平気(嗅覚がほぼゼロの状態)
⑪買い物~ ×:フェルガード摂取後は、2回だけ一人で外出して買い物に行った。8月以降、一人で外出したのは2回だけ。
⑫家・自転車の鍵の管理~ ×:名札を付けても厳しい状態
⑬短期記憶~ ×:1日に3つの病院に連続で行っても、1時間後には記憶にない。
⑭お金の管理~ ×:電気代、ガス代、水道代、食費などが、どのように支払われているか全く覚えていない。但し、フェルガード摂取後は、お金が大事なものであるという認識は戻っている。
⑮交流~ ×:以前は社交的で水彩画の友達や親戚との交流も多かったが、今は極端に嫌う。
⑯場所の認識~ △:家から少し離れた場所だと厳しい。何度も行った公園や近所のスーパーは問題なし。
⑰一人で帰れるか~ △:そもそも認知症を発症してからは、一人での外出は2回しかなく判断できないが、夜の外出は危険。行き慣れたスーパーからの帰り道(方角)が分からなかった。
⑱洗濯~ ?:以前から殆ど私がやっているので・・・
⑲睡眠~ ×:1年以上前から昼夜が逆転しており、睡眠薬を常用していた。
⑳歩き~ ○:以前ほど早くは歩けないが、全く問題なし。
㉑自転車~ △:障害物が一切無いと問題なく乗りこなすが、周囲を完全に把握して乗るのは困難。既に他人と接触して2回転倒している。
■(※2)介護認定申請をした理由
お金の管理、薬の管理、買い物、洗濯、掃除、通院、ゴミ出し等、全て私が実施しているが、1週間、私が不在になっただけで、間違いなく家の中が無茶苦茶になるのと、薬の飲み忘れにより、御袋の認知症が一気に悪化するのは確実。
食事をせず、一気に衰退する可能性もあるし、火を使った料理で火事になる危険性も十分にある。(84歳の父が私の代わりをするのは不可能)
私が長期不在、入院などした場合に、取り返しのつかない事態にならないよう事前準備をしておきたい。
■認知症 ~ 確度の高い前兆
御袋が認知症を発症した当初は、認知症の前兆など全く無い状態で突然、認知症を発症したと思っていたが、冷静に過去を振り返った際、上記の⑩と⑲は1年以上前から起こっていた事を思い出した。
「嗅覚障害」と「睡眠障害(昼夜逆転)」に関しては、かなり確度の高い前兆であり、近い将来、認知症を発症する可能性が高いと考えた方が良い。