ピアノの絶大な効果　～　認知症が劇的に改善した！！

■２０１５年２月２１日

＜朝＞
◎ＮＥＷフェルガードＬＡ
◎フェルガード１００Ｍ
◎リブラＴ（朝用）
◎アルファベスト（カプセル×５）
◎マナテック　ＡＯ　２錠
◎果物ジュース

＜昼＞
◎ＮＥＷフェルガードＬＡ
◎フェルガード１００Ｍ
◎生ローヤルゼリー（山田養蜂堂）
◎万田酵素

＜夜＞
調子が良すぎて飲ませるのを忘れてしまった。

◆ケイ素（シリシア）

 

１９日、２０日も御袋の調子は最悪だった。

１９日からマナテックの糖鎖サプリを再開したが、改善する兆しは皆無である。

２Ｆの台所のカレンダーには、ピアノレッスンの日に赤丸をして、横に大きく　「ピアノ」　と書いてあるのだが、

「ピアノ？　ピアノって何？　・・・」
と虚ろな目でカレンダーを見ている。

何度説明しても１分後には同じ質問を繰り返すし、カレンダーを、ぼぉ～っと見つめる御袋を見ていると、少々怖くなってきた。

やはり、私だけでなく御袋も、水素化ホウ素ナトリウム入りの水素入浴剤の使用により、毒が体内に（御袋の場合は脳に）浸透したのかもしれない。

今日はピアノが届く日なのだが、果たして今の御袋を改善させる事など可能なのだろうか　・・・

 

朝１０：００　～　

遂に待望のピアノが届いた。

業者の人が二人で３Ｆまで担いで持って行き、３Ｆの御袋の部屋で組み立ててくれた。

重量は４０ｋｇほどなので一人で持てなくもないが、壁にぶつけたりすると大変なので、二人で持つのが無難そうである。

また、組み立てに関しては、一人で５～１０分程度で楽々完了。

コーナンなどのホームセンターで本箱などを買ってきて家で組み立てた事のある人なら簡単にできそうである。

 

遂に設置完了！

 

で、御袋の調子はというと　・・・

ピアノが設置されるやいなや、ピアノにへばり付いて離れようとしない。

母：「もう死んでもええと思ってたけど、死ねんようになったわぁ。　あぁ～　幸せ～　♫」

と恍惚の表情である。

母：「あれ、さっきの人たちは？」

私：「おっかさん、もう１時間前にセッティング終わって帰りはったで。　それと、２月２８日に２回目のピアノレッスンあるから練習しときや！」

母：「そや！　よ～し、練習するでぇ～！」

 

その後は　・・・　

食事の時以外は全てピアノの前に座っている。

私が行くと、

母：「いひひひひっ　楽しいなぁ～　これぇ～」

と、鼻歌を歌いながら嬉しそうにピアノを弾いている。

昨日までは本当に調子が悪く、どうしたものかと頭を抱えていたのだが、ここまで変わってくれるとは　・・・

結局この日は、朝７：３０に起きてから夜９時まで一睡もせず、食事の時以外は、ほぼ終日、ピアノを弾いていた。

 

 

■２０１５年２月２２日

＜朝＞
◎ＮＥＷフェルガードＬＡ
◎フェルガード１００Ｍ
◎リブラＴ（朝用）
◎アルファベスト（カプセル×５）
◎マナテック　ＡＯ　２錠
◎果物ジュース

＜昼＞
◎ＮＥＷフェルガードＬＡ
◎フェルガード１００Ｍ
◎生ローヤルゼリー（山田養蜂堂）
◎万田酵素
◎マナテック（パウダー）

＜夜＞
◎ＮＥＷフェルガードＬＡ
◎フェルガード１００Ｍ
◎リブラＴ（朝用）
◎アルファベスト（カプセル×５）
◎マナテック　ＡＯ　２錠

◆ケイ素（シリシア）

 

朝７時　～

御袋の部屋へ行くと、既にヘッドホンをしてピアノを弾いていた。

私：「おっかさん、張り切ってるなぁ！」

母：「エヘヘヘヘッ！　あんた、ところで明日、仕事やろ？　え～と、４時起きやったな？」

⇒　起きる時間をしっかり覚えているし、喋り方が完全に以前の御袋に戻っている。

 

昼食後　～

私：「おっかさん、今日は俺、飯食ったら岩盤浴行って来るからな」

母：「昨日、あんた、風呂行くて言うて、結局、家の風呂入ってたもんなぁ」

⇒　これには驚いた。

昨日は、風呂に行くと言っておきながら、忙しくて行けず家の風呂に入り、その後で御袋が入ったのだが、こんな事まで覚えているとは　・・・

また、ちょっとした話のやり取りにおいても反応が早く、明らかに著しく認知機能がアップしている。

 

たった２日でここまで変わるのか　・・・

 

夕方　～

御袋が部屋を片付けている。

「ピアノ置いて、えらいオシャレな部屋になったなぁ。　この際、もうちょっと部屋　片付けたら？」　と言ってみたのだが、どうやら本気で片付ける気になったようである。

⇒　これも、御袋が認知症を発症してからは無かった事であり、劇的な改善を示すものである。

 

また、緑内障の目薬の事を完全に忘れていた為、

私：「おっかさん、目薬差さなあかんで」

と目薬を持っていくと

母：「今日はもう差したけど、また？」

と言われて、朝に目薬を差した事を思い出した。

⇒　私が忘れて御袋が覚えているとは　・・・

 

また、お金の話も始まった。

母：「ちょっとあんた、非常に言いにくいんやけど、お金が無くてなぁ」

過去、調子が良い時はお金の話をする事が多く、「今月の食費まだ貰らってないで」　というのが何時ものパターンだったが、今日は違った。

私：「おっかさん、何度も言ってるけど、８月以降、お金の管理や薬の管理できんようになってしもたから、俺が全部やってるよ。　だから食費もおっかさんに渡すのやめてるやろ？」

母：「うん。　そういうのは、もう苦手やから、あんたに任すんやけど、もう全くお金が無くなってしもうてなぁ。シャツ１枚買われへんねん」

私：「ああ、そういう事かいな！　分かった、分かった。　そういう時は言ってくれたらええよ」

という事で、お金を渡しておいた。

 

夕食後は、私が言わなくても歯磨きをして、食器洗いもしてくれた。

昨日に続き本日も、朝からずっと起きており昼寝などは一切なし。

極めて活動的である。

 

昨年８月に御袋が認知症を発症して以来、今日の認知機能が最も高い。

と言うか、完全に以前の御袋に戻ってしまっている。

 

ピアノを始めれば、認知症も少しは改善するハズだと思ってはいたものの、正直、これほどの効果は期待していなかった。

ピアノ特有の　”脳が活性化するメカニズム”　が働いた事によるものなのかもしれないが、ピアノが嫌いな人が嫌々やっても、同じような効果は絶対に期待できないであろう。

御袋の場合、恍惚の表情を浮かべながら１日中、弾いていたからこそ、今回のような効果が得られたのは間違いない。

だとすれば、ピアノほどの効果はないであろうが、その人にとって、”時間を忘れて夢中になれるほど好きな事をする”　という事は、他のどんな施策よりも、認知症を改善させる効果があるのかもしれない。