■2014年12月31日
<朝>
◎NEWフェルガードLA
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◎DHA&EPA&PS&レシチン 3錠
◎果物ジュース
<昼>
◎NEWフェルガードLA
<夕>
◎フェルガード100M
<夜>
◎NEWフェルガードLA
◎フェルガード100M
◎リブラT(朝用)
◎アルファベスト(カプセル×4)
◆ケイ素(シリシア)
朝11時 ~
昨日、巨大エビが届いたため、昼食のエビフライの準備を始めた。
エビの頭を出汁に味噌汁を作ろうと、グツグツ煮ていると橙色のアクが出てきて、それを見た御袋が、ついさっきまでエビを一緒に捌いて鍋に仕掛けるとこまで見てたのに、「それ何? 真っ赤やな。 人参?」 ときた。
何時もとは明らかに違う事を、ついさっきまで一緒にしていたのに何も覚えていない。
で、肝心の味は・・・
エビと味噌は抜群に相性が良く、高級料亭の味だと(行った事ないけど)、私も御袋も唸った。
エビフライの方は・・・
衣を付けて揚げると、これまたとんでもない大きさに変身し、超絶ボリュームだった。
その後、明日のすき焼きの具材などを御袋と一緒に買いに行き、帰ってからは、年越しそばの準備に取り掛かった。
少し話は逸れるが、
私は子供の頃から天ぷらやフライが大の好物で、小学校、中学校の弁当は全部天ぷら、全部フライという日が多かった。
普通、市販のステンレスの弁当箱には、小さなおかず入れがあるが、私の場合は、あれにご飯を入れて外に出し、弁当箱の中は全て天ぷらかフライで、それ以外のおかずは一切なしという日が多く、よく友達に笑われたものである。
御袋にも 「あんた、ホンマにこんなんでええんか?」 とよく聞かれたが、私は 「これがええんや!」 と大満足だった。
なので、天ぷらとフライに関しては、御袋が認知症を発症する遥か前から自分でするようになっていた。
因みに・・・
我が家では、天ぷら粉をとく時は、水ではなく炭酸水を使う。
天ぷら粉は色んなメーカーから出ており、まぁ、どのメーカーのを使っても美味しかったが、大量の天ぷらを揚げていくうちに、何故か途中から天ぷらの衣が”パリッ”と揚がらなくなり、王将の天ぷらのような、ごわついた、ぶよっとした状態になる事が多かった。
氷を入れて冷たい水でやったらいいとか、色々と聞いて試したがダメだった。
で、ある日、炭酸水を使ったらどうなるんだろう?
と思って試したところ、最後の最後まで”パリッ”と揚がるようになった。
というわけで、天ぷらやフライは慣れているのだが、”そば”は初体験である。
昔、御袋が正常だった頃、御袋の作ったそばの出汁は感動的に美味かったんだが、作り方を聞いても、まともな返事が返ってこない。
諦めて、とりあえず、エビの出汁 & そーめんつゆ & 醤油 & カツオ で何とかなるか・・・
とやってみたが、昔の御袋の味には遠く及ばない。
どうやら、エビの出汁は味噌とは合うが、そばつゆには合わないようである。
とりあえず、出汁が出来たので、天ぷらと、そばの準備を始めた。
御袋は色々と横で手伝いをしてくれている。
私:「さぁ、揚げるでぇ」
母:「ところで、何作んの?」
私:「 ・・・ 」
今の今まで一緒に準備していたのに、年越しの天ぷらそばを作る事を既に覚えていない。
気を取り直して・・・ とりあえず完成!
出汁単品では、とても旨いとは言えないものの、そば・ネギ・天ぷら が入ると、それなりに美味しかったのが不思議である。
但し、フライにすると絶品だった巨大エビは、天ぷらそばのネタには全く不向きであるという事が分かった。
あまりにも存在感(デカさ&噛みごたえ)があり過ぎて、そばに馴染まないのである。
で、私と御袋が食べ終わった頃に、親父が散歩から帰ってきた。
私ですら外出する気など起こらない寒さの中、なんと2時間もの散歩である。
11月から足の調子が悪いと言って、殆ど家から出なくなっており、体は痩せ衰えて、歩くのがやっとみたいな状態だし、認知機能も著しく低下して、何を喋っているのか分からない時もあり、私がかなり厳しい口調で散歩をするように言ったのだが、2時間の散歩から帰った親父は、別人のようなシャキン!とした顔つきになっていた。
喋りもしっかりしている。
僅か2時間の散歩でここまで変わるのかと正直、驚いた。
早速、親父に天ぷらそばを作ってやったところ、「旨いぃぃぃ~」と唸りながら一気に食べきった。
出汁は正直、旨いわけがないが、まぁ腹が減ったら何を食べても旨いからなぁ。
で、巨大エビを使った天ぷらそばを食べ終わった親父が、「そば、くれるか」と言い出した。
私:「ええ! 今あんなけ食べたとこやのに、まだ食べれんの!?」
(この時、ひょっとして、今食べたとこなのに、瞬時に忘れたんじゃ・・・ まさか、親父も認知症を発症したんじゃ! と一瞬、猛烈に焦ったが・・・)
父:「いや、散歩したら腹減ってなぁ。 もう1杯あるんやったらくれるか」
私:「えらい食欲やなぁ。 顔つきまで変わっとるで」
(認知症でなくて良かったぁぁぁ~)
御袋の方はというと・・・
食事の後片付けまでは良かったが、明日の話になってから、無限ループへ突入した。
母:「えらいこっちゃ! 明日のすき焼きの準備が出来てないわ! お母さん、買い物にいって来るわ!」
私:「おっかさん、もう全部買ってるから要らんよ。冷蔵庫見てみ。肉も野菜も豆腐も全部あるやろ?」
母:「ほんまや! さすがやなぁ。 頼りになるわ」
と、本日一緒に買いに行った事など当然覚えていない。
すると今度は
母:「えらいこっちゃ! 明日のご飯がない! お米炊かんと!」
ときたので
私:「米は俺が明日の朝に炊くから心配いらんよ」
で納得してくれた。
ところが今度は、
母:「そや! ネギがない! お母さん、やっぱり買いに行って来るわ!」
ときたので
私:「いやいや、おっかさん、ほら、そこに白ネギ3本買ってあるやろ」
と言うと
母:「そうか。ネギはあるんやな? ところで、明日は何の料理するの?」
ときたので
私:「おっかさん、すき焼きやろ? 毎年、同じやで」
と言うと、再び、
母:「ええ! すき焼き!? 肉と野菜、買いに行かな!」
と無限ループに突入。
この後も、同じ話が延々と30分ほど続いたところで、やはり、NEWフェルガードLAを今すぐ、もう1回飲ませる事にした。
本日、初の「フェルラ酸 600mg/1日」「ガーデンアンゼリカ 360mg/1日」 を実施。
その後、「おっかさん、今年最後の風呂入ろか!」 と言うと 「よっしゃ!」 と言ってくれた。
親父に聞くと、親父も入るというので、
「おっかさんの後、親父が入るから、湯捨てたらアカンで。 この前、親父が入ろうとしたら湯捨てられてたって言って泣いてたで」 と言うと
「それやったら最初から言ってくれんと」 と。
(いやいや さんざん言いましたよ)
で、私が風呂から出て2Fへ上がってくると、既にバスタオルを持って御袋が待ち構えていた。
おお! NEWを摂取して約40分。 既に意識がしっかりしている感じ。
その後・・・
風呂から上がると、顔に化粧水とクリームを塗っていた!
私がこのシーンを目撃するのは、8月に認知症を発症してから3回目である。
以前は、風呂に入らない日は、顔を洗って手入れは必ずしていた御袋だが、認知症を発症してからは、一切、顔など洗わないし、化粧水もつけないし、風呂も私が言わないと入らないし、僅か4ヶ月程度で、とてつもなく老けていた。
しかし・・・
本日は、NEW×3の摂取で一気に改善した感がある。
私:「おっかさん、クリーム塗ったん!?」 と聞くと
母:「当たり前やがな! 常識!」 とデヤ顔である。
大晦日 ~ 今日もボケは酷かったが、最後の最後に改善してくれたようである。
御袋が突如、アルツハイマー型認知症(しかも、イキナリ中等度)を発症するというとんでもない年だったが、発症当初の事を思えば、劇的に改善はしている。
来年は、新たに次の一手を打って、さらなる改善を目指したい。